Interview #04
地質学の知識を活かして社会貢献を実現する若手社員

- C・Kさん
- 2022年新卒入社 | 20代
2022年に新卒で入社し、急傾斜地崩壊対策施設の設計業務に従事するC・Kさん。大学で地質学を専攻し、その知識を活かして土砂災害から人命を守る仕事に取り組んでいます。入社から3年目を迎えるKさんに、志望理由から現在の業務、社内の雰囲気、今後の目標まで幅広くお話を伺いました。

入社前後の印象の変化
シン技術コンサルを志望した理由を教えてください。
高校で地学の授業を受けて面白いと感じ、大学でも地質学を専攻していたので、自分の知識が活かせる仕事がしたいと考え、建設コンサルタント業界を選択しました。中でもシン技術コンサルを志望したのは、先輩社員の方が言っていた、対策工によって土砂災害から人命を助けることが出来るという言葉に強く惹かれたからです。近年、異常気象による土砂災害が頻発しており、これからの社会には土砂災害対策が必要不可欠です。そういった社会に役立つことに自分も関わりたいと考えて志望しました。
入社前と入社後で、会社の印象に違いはありましたか?
入社前は、建設コンサルタント業界は堅実で技術に特化した職人的な仕事という印象を持っていました。また、図面や報告書を黙々と作成するような、静かな職場環境をイメージしていました。
しかし、実際に入社してみると、プロジェクトには行政や地域住民など多くの関係者が関わっており、想像以上に「対人調整力」や「コミュニケーション力」が求められる業界だと感じました。また、技術的な知識だけでなく、課題解決のために柔軟な発想や提案力が重要であることも実感しました。
現在の仕事内容を教えてください。
現在の仕事内容は主に急傾斜地崩壊対策施設の設計業務になります。
急傾斜地崩壊対策は住宅に近接した斜面が対象となることが多いため、斜面の崩壊から人家を守る重要な仕事です。もともと地質学を専攻していたため、設計計算の際に必要な構造力学の知識はほとんどなく、毎日が勉強という意識で業務にあたっています。
成長実感とやりがい
初めて関わったプロジェクトについて教えてください。
初めてかかわった業務は、余市の現場でのボーリング調査でした。川沿いの堤防を設計するための調査で、地盤の安定解析や浸透流解析等を実施しました。解析に関する知識は全くなかったため、非常に難しかったですが、とても勉強になりました。まだ、その調査結果を利用して設計された堤防は形になってはいませんが、今後目に見える形で残ると考えるととても楽しみです。
仕事を通じて自分の成長を感じたのはどんな時ですか?
打合せの中で発注者の質問にうまく回答することが出来た時に感じます。建設コンサルタントは自分に知識を蓄えることも大切ですが、その知識を生かして行政や地域と対話しながら最適な解決策を導くことも非常に重要です。その中で、自分がこれまで少しずつ積み重ねてきた知識が、相手の疑問を解決する助けになったときに、自分も少しづつ成長できてるなと実感できます。
入社後に役立った研修やサポート体制があれば教えてください。
資格取得に向けた勉強会は頻繁に開催されています。私の場合は今年「地質調査技士」の資格試験を社内で1人だけ受ける予定ですが、ありがたいことに試験対策の講習会を開催していただいてます。その分頑張らなきゃと身が引き締まる思いで頑張ってます。


将来への挑戦意欲
社内の人間関係やチームの雰囲気はどう感じていますか?
社内の雰囲気は明るいと思います。私が所属している技術第2部は若手社員も多く特に活気がある部署だと思います。また若手だけでなく、上司の方々もフレンドリーな人たちが多いため、何か分からないことがあれば質問しに行くこともよくあります。
今後チャレンジしてみたい分野や業務はありますか?
現在は設計に関する仕事をメインでやっていますが、今後は地質調査や地すべり調査などの調査関係の分野に関わっていきたいです。
設計をする中で地質調査から得られるデータは非常に重要です。しかし、同じ数値でもその地域の地質条件や周辺環境によって少し考え方を変える必要がある場合もあります。なのでそういった設計に活かせていけるような知識を吸収するためにも調査業務にチャレンジしていきたいです。
働き方や休暇制度について、実際にどう感じていますか?
私事ですが、昨年の12月に結婚しまして、6月頭に結婚特別休暇を使って一週間の旅行に行ってきました。あとはゴールデンウィークの中日に有休を使って10連休を作ったこともあります。このような形で大型連休も取りやすくとてもありがたいです。また、1時間単位で有休が取れるので、ちょっとした外出や急な用事にも無駄なく有休を使えるので非常に満足しています。